「とにかく泣ける」とSNSを中心に評判を呼んだ、累計発行部数125万部突破の同名ベストセラー小説を映画化。終戦間近の日本にタイムスリップした現代の女子高生が、若き命を散らす運命にある特攻隊の青年に恋をする…。時代が生んだ切なさに胸締めつけられるラブストーリーだ。主演を務めるのは、共にNHKの“朝ドラ”で国民的な顔となった福原遥と水上恒司。このカップルにしか出せない真っすぐで清らかな空気感が、興行収入約45億円のロングランヒットに導いたひとつの要因となっている。

進路をめぐり母親と衝突した高校生の百合は、近所の防空壕跡に逃げ込む。朝に目が覚めて抜け出すと、見慣れたはずの風景は一変。そこは1945年の６月だった！軍人たちの母のような存在のツルが営む鶴屋食堂で働き始めた百合は、自分を「もうひとりの妹」として気に掛けてくれる佐久間に惹かれてゆく…。