新作が登場するたびに、新たなワクワクと感動を教えてくれる『映画ドラえもん』。原作者である藤子・F・不二雄生誕90周年作品にして長編映画43作目が、待望の配信開始だ。

リコーダーの練習をするのび太の前に現れた不思議な少女・ミッカ。のび太の吹くのんびりのんきな「の」の音を気に入ったミッカは、音楽がエネルギーになる惑星で作られた“音楽【ファーレ】の殿堂”に、ドラえもんたちを招待する。ミッカは、この殿堂を復活させる音楽を一緒に演奏してくれる人を探していたのだ。だが、世界から音楽を消してしまう巨大生命体が現れ、地球にも危機が忍び寄る。

本作は音楽がテーマというだけあり、耳も楽しませる要素がいっぱい。お馴染みのキャラクターたちが、いろいろな楽器を持って演奏するシーンは、細やかな描写も相まって圧巻だ。それぞれの個性が表れている“音”を味わってほしい。特にクライマックスののび太の演奏には、胸が熱くなること間違いなしだ。