タイトルのインパクトと、そこに秘められた切なくも美しい青春ストーリーが共感を呼ぶ、通称・「キミスイ」。小説投稿サイトでの公開を経て書籍化された住野よるの原作は、人気のバロメーター「本屋大賞」で2位となったベストセラーだ。記憶に新しい実写映画版に続き、原作の世界観を忠実かつオリジナリティをまじえて表現した劇場アニメが誕生。企画は書籍の刊行前から動いていたといい、満を持してのアニメ化となった。
他人に興味を持たない主人公の「僕」は、天真爛漫で人気者の同級生・桜良が、膵臓の病気で余命わずかであることを偶然知ってしまう。親友にすらその秘密を隠している桜良にとって、「僕」は秘密を共有する”同志“となる。残りの人生を自分らしく明るく生きようとする桜良に振り回されるうち、「僕」の閉じた心に少しずつ変化が訪れる…。
柔らかなタッチと色彩の画面は、原作の装丁イラストの雰囲気を踏襲したそうで、原作のイメージそのままと言っていい。また、脚本は原作者とともにじっくりと練り上げられ、その末に生まれたいくつかのオリジナルシーンが印象的な効果を上げている。アニメならではの繊細な表現が、大きな感動をじわじわと運ぶ珠玉作だ。
他人と深く関わることをなるべく避けるようにして生きている高校生。両親はそんな息子を内心心配しつつも、静かに見守っている。読書が好きで、図書館にいることが多い。
「僕」のクラスメイト。天真爛漫で、クラスの人気者。膵臓の病気で余命わずかという事実を密かに抱えるが、残りの人生を悔いなく生きようとしている。
桜良の一番の親友だが、彼女の病気のことは知らない。桜良を思うあまり、「僕」にキツく当たる。
優等生の学級委員。クラスの女子にも人気だが、桜良に想いを寄せている様子。
いつもガムを持っているクラスメイト。ひょんなことから「僕」と心を通わせる。
桜良に浜辺美波、「僕」に北村匠海というフレッシュなキャストを配し、興行収入35億円超えのヒット。原作にはない“12年後”の現在が描かれていることが特徴で、自身の結婚を目前に亡き親友・桜良を思う恭子役を北川景子、教師となった「僕」役を小栗旬が演じている。
人気急上昇中の高杉真宙が本作の語り手でもある「僕」役を演じている。牛嶋新一郎監督は「低くて丸い、包み込まれるような雰囲気がある声」と絶賛し、その声を一聴した瞬間、彼に決めたそう。高杉自身、若手俳優屈指の漫画・アニメファンであり、デビュー時から念願だった声優初挑戦に並々ならぬ意欲で臨んだという。
1996年、福岡県出身。映像での活動が中心で、2018年は『世界でいちばん長い写真』『虹色デイズ』『ギャングース』の主演映画3作が公開される活躍ぶり。
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©住野よる/双葉社 ©君の膵臓をたべたい アニメフィルムパートナーズ ©2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 ©住野よる/双葉社 ©ANOHANA PROJECT © 2016「君の名は。」製作委員会
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※掲載の情報は2019年1月時点のものです。作品内容、視聴期間、販売価格などは、予告なく変更される場合があります。